なぜナッシュを使い始めたのか|2年前のきっかけと今の実感
なぜナッシュを使い始めたのか|2年前のきっかけと今の実感
ナッシュを60食食べたレビューを書きましたが、そもそもなぜ宅配食を使い始めたのか、きっかけを書いていませんでした。今回はそこを正直に書きます。
きっかけは「余裕のなさ」だった
買い物に行く時間がない。料理する時間がない。栄養やカロリーのことなんて、正直それまで考えたこともありませんでした。
冷蔵庫を開けたら何も入っていなかった、ということが実際にありました。仕事中に「帰りにスーパーに寄らないと夕飯に間に合わないな」と、頭の片隅でずっと考えている日もありました。
平日は仕事があって、帰ってきてから息子のご飯を用意して、片付けて、また明日の仕事がある。この繰り返しの中で、「今日の献立を考える」という工程だけが、じわじわ重くのしかかってきました。誰かに相談しながら決められるわけでもなく、毎日ひとりで「何にするか」を判断し続ける感じです。
うちは息子と2人の時間があって、ぼくが忙しいときは先にレンチンだけで食べていてもらえると助かる場面があります。何より一番きつかったのは、献立を考える暇がないこと。
「今日何作ろう」を毎日考えるのが、地味にいちばんの負担でした。冷蔵庫の中身を見て「何も作れるものがない」と気づいた瞬間の、あの小さなため息は今でも覚えています。
正直に言うと、あの頃の自分にとって「今日何を作るか」は、思っていた以上に重いタスクでした。仕事の疲れ、息子の宿題、明日の準備。その全部の隙間に「献立を考える」が挟まってくる感覚です。1つ1つは小さくても、毎日繰り返されると地味に体力を削られます。
他社は比較していない、ナッシュ一択だった
正直に言うと、他のサービスは比較していません。当時は比較する余裕すらなく、ナッシュ一択だった気がします。名前を知っていたのがナッシュくらいだった、というのが実際のところです。
「宅配食 比較」で調べて何社か横に並べて検討する、という余裕のある動き方ができなかったのが正直なところです。余裕がないからこそ宅配食を検討しているのに、その検討自体に余力を使えない。今思うと少し矛盾していますが、当時はそれくらい追い詰められていました。
頼む前の不安と、決め手になったこと
頼む前は不安もありました。本当にちゃんと届くのか。冷凍が配送中に溶けないか。
このあたりは注文する直前まで気になっていました。
実際に注文ボタンを押した瞬間も、正直そわそわしていました。「これ、どれくらいで届くんだろう」「定期的に届く形で、ちゃんと続けられるかな」というのが、押した直後に頭をよぎった本音です。
あとで公式サイトを確認したところ、ナッシュの配送用ダンボールはプランごとにサイズが決まっていて、20食プランなら高さ・幅・奥行きがそれぞれ規格化されているとのことでした。当時のぼくはそんなことも知らずに、漠然と「ちゃんとした箱で届くのだろうか」と不安がっていただけでした。実際に届いた箱を見て、思っていたよりしっかりした作りだったので、そこは拍子抜けするくらい安心しました。
お金の面も、実はちょっと気になっていました。毎月決まった額が出ていく仕組みに、最初から乗っかっていいものか。自炊より高くつくのは分かっていたので、「これで本当に生活が楽になるのか、それとも出費が増えるだけなのか」を天秤にかけながらの注文でした。
決め手になったのは、手軽に始められそうに見えたことです。定期縛りが無さそうで、まず試してみるハードルが低かったのを覚えています。合わなかったらすぐやめられる、という逃げ道があると分かったことで、ようやく注文ボタンを押す踏ん切りがつきました。

届いた初日、息子と3食分を食べた
届いた日は、息子と2人で3食分(3種類)を一気に食べました。1食あたりの量が少なめなこともあって、子どもでもちゃんと食べきれました。
段ボールを開けたときの第一印象は「思ったよりちゃんとしてる」でした。冷凍庫に入れる前に何箱あるか数えて、うちの冷凍庫に全部入るかどうかを確認したのを覚えています(このスペースの問題は、あとで冷蔵庫を買い替えるきっかけにもなりました)。
メニューを選ぶときは、息子と一緒に画面を見ながら選びました。普段ぼくが作る料理は、唐揚げ・ハンバーグ・オムライス・ラーメンあたりに偏りがちで、正直バリエーションの少なさに悩んでいました。
あとで知ったのですが、ナッシュのメニューは公式サイトによると100種類以上あるそうです。当時は数までは意識していませんでしたが、確かに自分1人で献立を考えていたら絶対に思いつかないような組み合わせのおかずが並んでいて、画面をスクロールするだけで少し新鮮な気持ちになったのを覚えています。
初日に選んだ3種類は、いつも息子が好んで食べるようなメニューばかりではありませんでした。息子は少し戸惑っていた様子でしたが、ぼくはそれを見ながら「これはこれで、いつもより健康的で栄養もあるんじゃないか」と思ったのを覚えています。
これはあとで知ったことですが、公式サイトによるとナッシュのメニューはすべて管理栄養士とシェフが設計していて、糖質30g以下・塩分2.5g以下という基準で統一されているそうです。当時のぼくは栄養やカロリーのことなんて考えたこともなかったので、「なんとなく健康によさそう」という自分の直感が、実はそんなに外れていなかったんだと、あとから答え合わせをした気分になりました。
温めている間、息子が「今日は何が出てくるの?」と何度か聞いてきたのも印象に残っています。いつもの料理と違って、開けてみるまで何が入っているか分からない感覚が、うちにとっては新鮮だったようです。
頼み始めてから変わったこと
一番変わったのは、ご飯について考えることが減ったこと。
買い物や自炊にかかる時間・体力が減ったのはもちろんですが、それ以上に大きかったのは、考えることそのものが減ったことです。「今日何を作るか」を考えなくていい分、他のことに頭を使えるようになりました。
具体的には、平日の帰宅後に息子の宿題を見る時間や、単純にぼんやりする時間が増えました。献立を考える作業がなくなっただけで、こんなに頭が軽くなるのかと、正直自分でも驚きました。
時間的・体力的なメリットより、この精神的な余裕のほうが、実感としては大きかったです。
お金の不安は、続けるうちに形を変えた
注文する前に天秤にかけていた「出費が増えるだけなんじゃないか」という不安は、正直、頼み始めてすぐに消えたわけではありません。
むしろ最初の数回は、請求額を見るたびに「これは本当に見合っているのか」と考え直していました。
ただ、続けているうちに気づいたのは、比べるべきは自炊の食材費だけではなく、買い物に行く時間・献立を考える手間・作る労力の全部を含めた「自分のコスト」だということでした。
送料まで含めた実際の1食あたりの金額は、あとになって改めて計算し直しています。関東エリア・20食プランでの実額はこちらの記事に詳しくまとめました。当時のぼくが漠然と抱えていた「実は高くつくのでは」という不安に、数字で答え合わせをした形になります。
この経験が、このブログを始めた理由でもある
頼む前に不安だったこと、頼んでみて分かったこと。どちらも、公式サイトの説明だけを読んでいたときには分からなかったことです。
冷蔵庫を開けて何もなかった夜や、注文ボタンを押した瞬間のそわそわを、当時のぼくと同じ状況の誰かも経験しているはずです。だから本音宅食では、良かったことも、しょぼいと感じたことも、実際に体験した範囲でそのまま書いていきます。
ここに書いたのは、実際に注文して食べてみた自分の記録です。他社と比べた話ではありません。
よくある質問
ナッシュは初回だけで(一回で)やめられますか?
ぼくが注文した時点では、定期縛りが無さそうだったのが決め手のひとつでした。「合わなかったらすぐやめられる」という逃げ道があると分かったことで、注文ボタンを押す踏ん切りがつきました。実際にすぐやめるかどうかまでは試していませんが、縛りの心配がなかったこと自体が、余裕のなかった当時のぼくには重要でした。
ナッシュに似たサービスはありますか?
正直、比較していないので分かりません。当時は他のサービスと見比べる余裕すらなく、名前を知っていたのがナッシュだけだった、というのが実際のところです。似たサービスを探している人には、申し訳ないですが答えられる立場にありません。
まとめ
きっかけは、忙しさというより「余裕のなさ」でした。頼んでみて分かったのは、時間や体力より先に、考えることが減る精神的な楽さのほうが大きかったということです。
補足しておくと、ぼくがナッシュを注文したのは2年前の一時期で、3回に分けて60食を食べました。今は毎週のように頼んでいるわけではありません。それでも、あのとき「献立を考えなくていい」という感覚を一度知れたことは、今の生活の中でも判断の基準として残っています。忙しさが再燃したときに、また同じ選択肢を思い出せること自体が、当時の経験の価値だったと思っています。
実際に食べてどうだったかはナッシュのレビュー記事に、冷蔵・冷凍どちらを選ぶかで迷っている人は冷蔵と冷凍の比較記事にまとめています。