宅配弁当のアレルギー対応、何を確認すべき?未経験の整理

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宅配弁当のアレルギー対応、何を確認すべき?未経験の整理


「宅配弁当 アレルギー対応」で調べていて、最初に引っかかったことがあります。

「対応」という言葉の意味が、会社の公式サイトを読んでも会社ごとに違うんです。

先に結論を書きます。今回調べた4社は、どこも「アレルギーに完全対応」とは言っていません。

確認すべきは「対応しているかどうか」ではなく、「対応していない前提で、どこを見れば自分で判断できるか」でした。

この記事は未経験の立場で書く整理記事です。ぼくが実際にアレルギー対応を目的に注文したことは一度もありません。ツクリオを実際に開封したときに見た表示だけは実物ですが、それ以外は各社の公式サイト・公式ヘルプセンターの情報をもとに整理しています。

4社とも「完全対応」ではない

これが一番の前提です。

宅配弁当・食材宅配は、限られた工場のラインで多くのメニューをまとめて作っています。アレルギー物質を含む食材を扱うこと自体をゼロにするのは、現実的に難しい仕組みになっているようです。

実際に、各社の公式ヘルプセンターにはこう書かれていました。

  • ナッシュ:「nosh-ナッシュの商品はアレルギー完全対応ではございません。全商品を同ラインで製造しているため、『食材フィルタ』に該当の食材を登録していても、確実に排除できるものではございません」(公式FAQより)
  • シェフの無添つくりおき:「アレルギー対応を行っていません。ただし、定期購入の場合はアレルギー食材を含まない商品から優先してお届けする方針で、在庫状況に応じてアレルギー食材が含まれる場合があります」(公式よくある質問より)
  • デリピックス:アレルギー対応をしておらず、特定原材料7品目は各料理のパッケージに記載。医師と相談のうえ自己責任での利用を案内(公式ヘルプセンターより)

3社とも、言い方は違っても中身は同じ方向を向いています。除外する仕組みはあるが、保証はしないという立て付けです。

ナッシュの「食材フィルタ」は、登録した食材を含むメニューを表示から外してくれる便利な機能ですが、それでも「確実に排除できるものではない」と公式が明記している点は、知らないと誤解しそうなポイントだと感じました。フィルターをかけたから安全、ではないということです。

そもそも「表示」にはルールがある

各社の説明を読む前に、前提を整理しておきます。

食品表示法では、アレルギー症状が重篤になりやすい食品として、「特定原材料」8品目の表示が義務になっています。えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生の8つです(くるみは2023年3月に義務表示へ追加されました)。

これとは別に、義務ではないものの表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」が20品目あります(大豆・ごま・牛肉・鶏肉・バナナなど)。

つまり、各社が「アレルギー対応」として案内している内容は、法律で決まった最低限の義務表示の話なのか、それを超えて自主的に配慮している話なのかで、意味が変わってきます。ここを分けて見ないと、「表示している=安心」と早合点しやすいところだと感じました。

実際に確認できたこと(ツクリオ)

ここだけは実体験です。

ツクリオを開封したとき、箱には「当社の調理施設では、卵・乳・かに・えびを扱っています」という趣旨の注意書きが入っていました。そば・落花生・くるみについては、心当たりがない場合は問い合わせるよう案内されています。

宅配弁当4社のアレルギー確認方法の違い。ナッシュはメニュー写真とパッケージ表示、ツクリオは箱の注意書き、シェフの無添つくりおきはマイページ、デリピックスはパッケージ表示、という4つの確認場所を示した図

公式サイトの文章だけを読んでいたら気づかなかった書き方でした。「対象食材を使っていません」ではなく、「同じ施設で扱っている食材はこれです」という、混入の可能性そのものを先に開示する書き方です。個別パックの原材料名だけでなく、この施設共通の注意書きまで見て、初めて全体像が分かるということだと思います。

改めて見返すと、注意書きに挙がっていた「卵・乳・かに・えび・そば・落花生・くるみ」は、前の章で書いた食品表示法の義務表示8品目のうち7つとほぼ重なっていました(残りは小麦)。公式サイトに大きく書かれているわけではない箱の注意書きが、実は法律上の義務表示の枠組みに沿った書き方だったというのは、開けてみるまで気づかなかった点です。

4社の「確認できる場所」を比べてみる

ここからは公開情報の整理です。「対応しているか」ではなく「どこを見れば確認できるか」で比べると、会社ごとの違いが見えてきます。

サービス完全対応かどこで確認するか
ナッシュ対応ではない(食材フィルタは目安)メニュー一覧の写真、または商品パッケージ
ツクリオ明確な方針の記載は未確認箱に同封の施設共通の注意書き(実際に確認済み)
シェフの無添つくりおき対応ではない(優先配慮のみ)マイページの「お届け内容」
デリピックス対応ではない各料理のパッケージ表示

こうして並べると、「事前にオンラインで確認できる会社」と「届いた実物を見て初めて確認できる会社」に分かれることが分かります。

ナッシュのようにオンラインのメニュー一覧・アプリの食材フィルタで事前確認できる仕組みがある会社もあれば、シェフの無添つくりおきのように注文後のマイページでしか確認できない会社もあります。ツクリオのように、公式サイト上での明確な方針表示自体が見当たらず、実際に届いた箱を見るまで分からなかったケースもありました。

気になる人がチェックすべき3つのこと

公開情報から整理すると、確認すべきはこの3つに絞られそうです。

  1. 「対応」の中身を確認する(完全除去ではなく、優先配慮やフィルタ機能に留まる会社が多い)
  2. 事前に確認できるか、届いてから確認するしかないかを見る(オンラインで確認できるならお試し前に判断できる。届いてから確認するタイプなら、最初の1回は様子見のつもりで頼む前提が要りそうです)
  3. 重度のアレルギーがある場合は個別に問い合わせる(各社とも「同ラインで製造」「完全対応ではない」と明記しており、公式も自己判断ではなく問い合わせを案内している会社が複数あった)

宅配弁当・食材宅配は基本的に全国配送のサービスが多く、東京に限らず利用できる会社がほとんどです。ただし沖縄・離島など一部対象外の地域がある会社もあるため、アレルギーの確認と合わせて、配送エリアも注文前に公式サイトで確認しておくと二度手間になりません。

まとめ

「宅配弁当 アレルギー対応」を調べて分かったのは、今回調べた4社のどこも「完全対応」ではないということでした。

ナッシュは食材フィルタとパッケージ表示、シェフの無添つくりおきは優先配慮とマイページでの確認、デリピックスはパッケージ表示、ツクリオは箱に同封された施設共通の注意書き。確認できる場所も、事前か事後かも会社によって違います。

「対応している会社を探す」のではなく、「対応していない前提で、自分がどこまで確認できるか」で選ぶほうが、実態に近い判断になりそうです。

実際にツクリオの箱を開けたときに何が書かれていたかは、開封したときの記録にもう少し詳しく書いています。合わせて、無添加表示の見方も、パッケージ表示をどこまで信じていいかという同じ視点で書いた記事なので、気になる方は読んでみてください。

ひろと

ひろと

宅配食を実際に注文して食べた記録を書いています。良いところも悪いところも、買う前に知りたかったことをそのまま正直に。

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